ないしょのかけいぼ

買い込んだガラクタや燃やしたハイオクの供養塔です

博士課程修了

博士後期課程修了者名簿に学籍番号が載っていました。完走です。

あまり個人が特定できるような話を書くつもりはないのですが、博士後期課程進学(D進)を決めた3年前にもブログ記事を書いたので、その精算をします。

D進して、よかったのか

よかったと思っています。比較的気ままにやりました。

全部が噛み合った3年間

自分の力じゃないなんていうと怒られるし、自分は自分なりに頑張りましたが、とはいえやはり自分の力だけではどうにもならなかったなと思う3年間でした。先生、設備、金銭的支援、趣味、家族友人などなど、すべての歯車が私のD進と奇跡的に噛み合い、私はいまここにいます。

私が師事した先生は分野として非常に若手の方で、しかるに新進気鋭で、競争的研究費の獲得も巧く、他大学で同系統の研究室と比べても桁違いの設備が揃っていたと思います。私の研究はとある材料の作製評価が主軸でしたが、論文として出版した仕事の8割程度は研究室内で完結しました。

研究室内であらかた完結するというのは体力的にも精神的にも助けになりました。裁量が大きい分、装置の保守管理といった雑務も発生しますが、どことなくカメラいじりやクルマいじりに通じる部分もあり、割合楽しくこなすことができました。

研究室内に”先輩”はおらず、実験系の学生も私くらいで、本当に気ままな研究生活でした。健全な精神の担保という視点に立つと、自分の稼働時間=マシンタイムという環境は、思うがままに研究を進めることが可能という意味において極めて重要なものでした。

詰められ慣れていない、温室育ちのZ世代としては先生方との接し方でしばしツラくなることもありましたが、研究者として大変尊敬できる方に、恵まれた環境下で議論や指導をいただいたことは、これからの人生においても大きな財産だと感じています。

日々の生活は大学のフェローシップ制度や財団奨学金などに助けられました。工学系学生は本当に恵まれていると思います。感謝の念に絶えません。

精神的には、趣味、そしてそれを介した友人たちの存在にも支えられました。研究成果は発表や論文投稿に漕ぎ着けないとオモテに出せませんし、共感や承認を得づらいものです。だんだん鬱屈としてくるのですが、そうしたときに酒を飲んだりバカ話をできたり一人一台で徒党を組んで遠出できる仲間たちがいるのは大変な支えになりました。ありがとうございました。

結局、研究は好きだったのか

研究生活そのものは好きだったのだろうと思います。ただ、アカデミックな世界に残ろうとは思いませんでした。

学振*1では全敗を喫しました。アレの申請書類を準備しているときに気づきましたが、当該分野に対する熱意が私には圧倒的に足りていませんでした。実際、研究に対する熱意はないのに仕事だけはできる、そういったお言葉も時折(主に飲みの席で)頂くくらいでした。知見に基づくアイデアとそれを実現し得る研究計画、それが成されたときに社会へもたらされるインパクト。これをA4数枚の申請書に落とし込み、魅力を余す所なく評価者へ伝えることは、誰よりもその研究を信じ、愛していないと不可能です。そして、それらでもって同業者を薙ぎ倒して競争的研究費を獲得する。アカデミアで一人前の研究者としてやっていくためにはそうした胆力が必要です。私が他の研究者を蹴散らしてその境地に達するためには、恐らく研究活動以外の全てを捨てて掛からねばならないと悟りました。そういった意味で、私はつくづく凡才である、と自覚させられた3年間でした。

恥ずかしながら私には、この研究をそこまで深く愛し、人生を捧げようと思うには至れませんでした。高専から数えて7年間ほど研究室生活を続けても、趣味性を人生の第一に据える甘い人生観を変えることはできませんでした。どっちつかずの生き方こそが凡才を凡才たらしめる所以でしょうが、もはやそれと死ぬまで付き合っていくしかなさそうです。これを強く認識できた点で、この3年間に心理的・社会的モラトリアムとしての意味もしっかりあったんだ、とポジティブに思うことにしています。

足裏の米粒

4月からは一般男性会社員として東京湾を囲む夜景の一部になる予定です。JTCの博士了採用なので、修士了にちょっと色がついたような額の基本給が提示されています。学位とは取っても食えない足裏の米粒だ、とよく揶揄されますが、確かに今のところ、それっぽい社会的特典は見えてきません。

一方で、博士後期課程となると国際学会などで海外の学生と話す機会が多く得られました。とりわけ欧米においては、学位持ちか否かで明らかに態度が変わることを感じました*2。なんだかんだ、いまだにアジア人というだけで軽視されるつまらん星です。日本国外で今後何かをするときのお守りがわりの米粒として大切に持っておきます。

我が国にはどうやら博士が少ないらしいぞ!というニュースが近頃ちらほら聞こえてきます。今後、博士持ちの仕事ぶりに対する国内の視線はより鋭いものになるのではないでしょうか。後輩たちの顔に泥をひっかけないように、そして我々自身の地位の向上につながるように(できる範囲で)がんばっていきたいと思います。

これからどうしよう

ということで、多くの支えのもと、ひとまず博士課程修了まで漕ぎ着けました。まだ学位記は受け取っていませんが、一足先に御礼申し上げます。ありがとうございました。

とりあえず今はちょっと疲れたというか、開放感に浸りたいので、気になっていたマンガだとかアニメだとか文芸作品だとかを手当たり次第に摂取しています。しばらくは頑張って働いて、ミニの錆を直して、マフラーも換えて、できればもう一丁ヘンなクルマを……などという餅も描いてます。

一方で、足かけ7年間にわたるこれまでの研究生活でお会いしてきた方々の人生をみるに、ずっと会社員をやるだけが残りの人生の解ではないとも思っています。具体的になにか策略があるわけではないです。ただ、会社員をやりはじめて、その湯船に溶け込んでしまわないよう……その気になれば、機会を得たら、サッと別の風呂にも飛び込んでいけるようにフッ軽でいたいです。宣言するわけではないですが、そんな気持ちも忘れないようにここへ書いておきます。

改めまして、お見守りくださいました皆様、ありがとうございました。
そしてまた引き続き、社会の荒波に面食らう私をお見守りくださいますと幸甚です。

*1:日本学術振興会。学生がこの2文字を書くとき、博士課程学生を対象に給与と研究費を支給する特別研究員制度を大概は指します。若手研究者としての登竜門的存在

*2:ポスター発表中にポスドクだと勘違いされており、それが解けたと同時に興味を失われるなど

ありがとう2023年という話

このブログ、もはや1年を振り返る用途にしか使用されていないのでは。

それはさておき2023年を振り返っていきましょう。

クルマ

ローバーミニに乗り始めて早くも1年と8ヶ月が経過しました。2023年の走行距離はおよそ12,000 kmで、オドメーターは11万kmを越えました。

ミニを買うときは「アシとして使うつもりはほとんどなくて~」とか言っていた記憶がありますけど、もう全然、毎日のアシとして使っています。車内のあらゆる箇所に鈴虫が棲んでいたり、クーラーが動かなくなったり、オイルがポタポタと垂れたり、リアクォータから雨漏りしたり、などの些細な出来事はあったものの、レッカーのお世話にはなっていません。中身はほぼ60年前のクルマであることを思うと、これは大変優秀なことなんじゃないでしょうか。これからもこの調子でお願いしたいですね。

SAABをお譲りしたことからはじまったご縁もあって、今年は対面でワイワイやれたと思います。各位、ありがとうございました。来年も安全に楽しくやっていきましょう。

年初にポストしたぼざろ関連の絵が、はじめて100RTだか何だかを記録して小躍りしました。いや、数字じゃないとは常々自分に言い聞かせているのですが、やっぱ数字として出ると嬉しい。そして、同じくらいのコストで描いたオリキャラの数字は鳴かず飛ばずだったりして、ああやっぱコンテンツのゲタってすげーなと逆にヘコむ。これを繰り返してインターネットらくがきおじさんの精神は鍛造されていくわけですね。

今年はアナログ8割デジタル2割くらいで描いた気がします。アタリとラフがどうしてもデジタルだと上手くいかなくて、紙でゴチャゴチャやっとるうちに、もうこのまま描いてしまえ、となるのが8割のパターン。デジタルで描きたい理由が明確にあるか、ラフ→ペン入れの段階で致命的な失敗をした際にデジタルへ転向することで救済する、というのが残り2割。根本的に紙とペンでやっていく方が楽しいというのも、もちろんあるのですが。

アナログの楽しさは唯一無二だしAIイラストの追い上げも激しいのですが、やっぱりデジタルイラストは描けるべきだとも思うので、来年こそ和解したいです。家に帰って液タブに向かわないと始まらないのが腰を重くしている原因かもしれないし、iPadとPencilを買い直そうかな。

学業

1月末に学位審査です。やばい。えってかもうD進して3年経つの?

オタク

萌えのオタクに回帰した感があります。以下、2023年に私を破壊した作品寸評。

ぼっち・ざ・ろっく・・・ギターはじめるハメになりました。住環境のため休止中。

ブルーアーカイブ・・・尾刃カンナ

夏へのトンネル、さよならの出口・・・感傷マゾという言葉があるようですが、そのポータルを私の心に穿った作品です。約10年ぶりにアニメのBDを買いました。

Helltaker・・・原作をプレイせずに何か言うのは違うと思って沈黙を貫き通していましたが、白状しますと、はい、好きです。キャラデザが天才のそれです。

C103

C101に参加したとき、ミニ本を手に取ってくれた友人に「作ってみたら?」と軽い気持ちで勧めてみたのですが、ホントに作ってスペース確保して頒布して完売させてました。私は今回は本を作らず、ちょびっと手伝いさせてもらいました。当人の行動力に依るところが大きいことに間違いはありませんが、自分の活動が友人の同人活動のキッカケのひとつとなったことを非常に嬉しく思いました。私も来年はまた作りたいと思います。

というわけで

爆睡してたら2023年があと7分になってました。大急ぎでこれを書いています。

2024年の抱負(β):

1. まじめに人生設計する

2. 趣味広げるばっかりじゃなくて深化させる

それではよいお年を!

 

ありがとう2022年という話

去年末も一年が早いって文句を言ってた気がします。なんなんでしょう。本当に勘弁してほしいのですが、あと1時間もせずに2023年が始まるらしいです。逃げる術はなく、立ち向かわなければなりません。その前にこっそり2022年を振り返ります。

クルマ

今年はクルマの一年でした。
SAAB 9-5を手放しました。そしてローバーミニに乗り始めました。

ローバーミニは本当に憧れのクルマでした。ご縁や家族の理解、私自身の環境も整って、2021年末に契約、今年のGW前に納車されました。

詳しくはTwitterで常に騒いでたり、後述の冬コミC101で本に纏めていますので、そちらに譲ることにします。今年はミニの存在に色々と救われました。

本当はSAABをアシとして乗り続ける予定だったのですが、なんと唐突に、愛知のド田舎から仙台に転居が決定。普通に大都市なので2台持ってても腐ってしまうことや駐車代がバカにならないなどの理由でお別れすることになりました。

SAABはTwitter上のご縁があって、いまでも愛知を走っています。前のV70は廃車にしてしまったので、誰かが譲り受けてくれるというのはこんなにも嬉しいものかあ、と思うなどしました。

ミニについてもSAABについても、本当に沢山の人のお世話になりました。ここで個々にお名前は挙げませんが、関わってくださったすべての皆様に御礼申し上げます。

転居

上述のとおり、愛知のドがつく田舎から仙台へ転居しました。学業の関係です。

これまで5年くらい、飲みといったら宅飲みしかない世界観で生きてきたので、飲み屋が充実している仙台暮らしはだいぶ天国です。肉も魚も酒もうまい。12時まで飲んでも終電がある。すばらしいです。

一方で、愛知に比べると冬がびっくりするくらい寒いし日が落ちるのも早いです。ちょっと生きてくのに不安が生じました。でも仙台都市圏内の優しい友人やTwitterのフォロワーさまが飲みや遊びに誘ってくれるので、とりあえず精神的には大丈夫そうです。

あと仙台圏にはいいお店がいっぱいあって助かります。名取のGTroman的ドライバーズorライダーズカフェ、泉ヶ岳のふもとの英国ビール屋さん、オシャで美味しいカフェたち。この辺もそのうち何かしらに纏められればな~と、漠然と思っています。

学業

研究をする場所が変わりました。でもやることは基本的に変わらないです。

早いもので、4月からD3になってしまうそうです。まだ一報しか出せてません。夏前からは鬼のように忙しくなる気がします。でもオーバードクターだけは嫌なのでがんばります。応援してください。

ブログやら同人誌やら書いてないで論文書けば?それはそう。

紙とペンでやっていくのが個人的に楽しいのかも、という気づきが今年はありました。いや、液タブだと技術のなさにごまかしが効かないからかもしれません。

それでも2021年より今年のほうが色んな人に見てもらえて色んな感想がもらえた気がします。ありがとうございます。

2022年はアナログ絵にちゃんと色を載せていきたいです。コピックむずかしい。

オタク

転居する頃に推しがアイドルをやめました。でも歌い続けてくれていて、あの声が好きだった私はただただ感謝するだけの日々です。

2021年はほとんどアニメを見なかった気がしますが、今年は割とコンスタントに見ていた気がします。ぼっち・ざ・ろっく!が面白かったですね。作中の成人女性に狂う日々です。

C101

2019年のC99で英国カメラ本を出して以来、3年ぶりの参加を果たしました。スペースにお越しくださった皆様、お買い上げくださった皆様、ありがとうございました。

内容としてはTwitterでの告知のとおり、ミニとの馴れ初めから契約と納車あたりの話をメインとして1年間を振り返るものです。思い出アルバムという言葉がしっくりきますかね。

ブログにしようと思っていたトピックが多かったのですが、やっぱり本にするとなるとモチベーションが上がって、錆び付いて開かなかった記憶の引き出しも開くようになったりして。なにかをつくるというのはとても楽しいことです。

頒布中は、ミニかわいいですね~とか自分も某英国車に乗っていて~みたいにお話してくださる方がちらほらいらして嬉しかったです。コミケは場として大きい分、お互いの趣味がクリティカルヒットする確率というのは下がる気がしています。そんななか、特に告知を見たわけでもなく、ふと目に留めて手にとっていただけるというのはとても幸せなことです。もちろん、いつもの私を見てお買い上げくださった/くださるそこのあなたも、私にとってかけがえのない存在ですよ。

本当にありがたいことに、お取り置きのご連絡も複数頂きました。今回は在庫が若干数できましたので、通販しようと思います。帆布価格は会場と同じで、おそれながら送料だけは追加でご負担いただく形になります。詳細は年明けにご案内できるようにします。直接お渡しできる方には、直接お持ちします。

お昼あたりは小一時間ほど席を外していました。その間、数名のかたにお買い上げいただいていたようで、直接のご挨拶が叶わず失礼いたしました。一期一会なのが即売会ですが、きっとまたどこかでお目にかかれることを楽しみにしています。

というわけで

去年末立てた2022年の抱負はこんなかんじでした。

  1. 研究を頑張る
    ・・・・・・もっとがんばりましょう。
  2. 他人といっしょに趣味を楽しめるようになる(友達をふやす)
    ・・・・・・よくできました(クルマも仙台界隈もお友達がふえたため)

んー、まあ、赤点回避ということにしましょう。

駆け足でしたが、まとめると、2022年ありがとうございましたということです。
来年は学業的に勝負の年です。勝負なあ、勝負事に弱いんだよなあ。がんばります。

2023年の抱負(β):

  1. 研究をもっと頑張る
  2. ふえた友達ともっと仲良くなる
  3. 文化的に深くなる(本を読み、映画を観、音楽を聴き、趣味を増やす)

それでは、良いお年を。

【#車売ります】SAAB 9-5 セダン

2022/07追記:新たなオーナーさんのもとで再び元気に走り出しました!

先代マイカーのV70を選ぶときから憧れていたSAAB。

とてもいいクルマで、直すところ直して「完璧なSAAB 9-5」にしていこうと思っていたのですが、生活環境がガラリと変わってしまうことになり、手放すことといたしました。

御年22歳の欧州セダンですが、毎日乗っていることもあってまだまだ元気です。人生で一度はSAABを味わっておきたいとか、ワケわからん感じのアシ車が欲しいとか、そういう向きには最適の案件ではないかと思っております。

個人売買、希望価格40万円*1。下記に詳細を付します。

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車両情報

【車名(型式)】SAAB 9-5 2.0t (GF-EB205)

【登録年月】2000年12月

【走行距離】93,000 km 日常使用に伴って伸びます

【車検】令和4年6月迄

手元に来てからの主な整備・修理歴

2020年6月:71,792 km 納車

2020年8月:ニュートラルポジションセンサ交換

2020年12月:フロントロアアームブッシュ、スタビライザーブッシュ左右交換

2021年6月:クランクブローバイホース、前後ショックアブソーバ、後ダストブーツ、前アッパーベアリング、アッパーマウント、バンプラバー、スタビライザーリンクロッド交換

2021年12月:燃料タンク交換(中古)

他、約3,000km毎にオイル交換、約6,000km毎にエレメント交換。

分かっている不具合

◎エンジンヘッド付近からのオイル滲み
→ 持病。ショップ曰く、ヘッド増し締めおよびパッキン交換で、ある程度改善可能。
(地面に垂れたりはしてません。)

◎Dレンジで停車した時のステアリングコラム振動
→ けっこううるさい。停車時にNへ入れれば問題ない。ショップ曰く、メンバー周辺のブッシュの可能性ありとのこと。

◎ヘッドライトワイパー故障
→ 納車時から。モーターが焼け死んでるっぽい?正常品を買ってくれば動くはず。

○その他、外装に年式相応の飛び石、エクボ、タッチアップ跡、樹脂部品の焼けなど。

セールスポイント

◎もはや街中で遭遇できない前期型SAAB 9-5、しかもヤナセ物の2リッターモデル!
→”輸入車ガイドブック2000”によれば、2000年式9-5 2.0tは150台限定らしいです。

◎新車時からの整備記録、取説一式、保証書、”SAAB IN-CAR SAFETY”カードなどあり。

◎付属品あげます。
→ スタッドレス(ナンカンESSN-1)、社外ヒーターコアバルブ、Valeoクランク角センサー、金属チェーンなど。

○ショックを新品に入れ替えてあるので乗り心地がとてもよくなっています。

○純正オーディオの裏からAUXを生やしてあります。CDチェンジャーもあります。

○クルコンつけたので長距離もらくらくです。ETCついてます。

○神奈川、名古屋のお店にお世話になりました。整備にはあまり困らないと思います。

○街乗りリッター9 kmくらいの超エコカー*2

お願い

◎現車確認をお願いします。愛知県東三河地区です。状態は現車を優先します。

◎個人売買につき保証は一切ございません。22年目になる欧州車であることをご理解いただき、こちらからお示しする整備歴や現車の状態から判断いただける方とのご縁をお待ちしております。

◎ご連絡はTwitter @_yuki1217_ まで。

*1:おともだち割できます

*2:ハイオク

ありがとう2021年という話

気がついたら2021年も終わり。ほんとに時の流れが早くて、もう勘弁してほしいです。

 

ということで、ひっそりと2021年を振り返ります。

クルマの話

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相変わらず、SAAB 9-5との笑いあり涙ありの生活が続いています。最大の懸念だった燃料タンクはつい先日、無事にドナーが見つかり、交換までこぎ着けました。最初に燃料漏れを見つけてから完治までに、実に1年と3ヶ月を要したことになります。ドナーの走行距離は短めだったのでもう大丈夫と思いたいですが、とはいえ20年以上前の樹脂部品ですので、いつ再び割れるかは正直、分かったものではありません。極力、労って乗るようにはしたいと思っています。タンクを労る乗り方ってどんなだ、という感じではありますが。

さかのぼって6月には、ショックを中心に足回りのリフレッシュも行いました。元のショックは20年かけてただの筒と化していたので、乗り味の変化はもう店を出た瞬間から実感できたものです。滑るような加速に、交差点ひとつひとつでオタク・スマイルが出てしまうしなやかさが加わり、足車は当面コイツ”が”いいな、と思わせてくれるクルマに仕上がってきました。

 

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それから、増車することになりました。11月に契約書にサインして、春先納車の段取りを組んでいます。オールペンも含めたレストアレベルな整備をお願いしている最中です。来年はコイツが生活(と頭痛のタネ)の中心となりそうです。どんなクルマかは、また納車された折に。

アイドルさんの話

ヌュアンス、そしてmisakiさんにたくさん救われました。ありがとうございました。

misakiさん、同い年なんですよ。俺は友達少ないし、その数少ない友達もみんなだいたいエンジニアリングしてるのでどんな生活してるか想像つくんですけど、この人は全く想像つかないステージの上の世界で、世界人類への逆風にも抗いながら、俺が好きな音楽をしてくれている。ほぼ同じ月日を生きてきたのに、こんなにも輝いている人がいるんだと。

単純にかわいくて歌が上手いだけじゃない。冗談じゃなく、俺も甘えてらんないなあ、と思わされるのです*1

……なんか他にもいろいろ書こうと思ったのですが、お気持ちが過ぎる文章になりそうなのでやめます。ヌュの楽曲の再生回数が、私の2021年のガソリンが何であったかを物語っているハズです。

来年もよろしくお願いします。

お絵かきの話

絵を本格的に練習し始めてから、この年末年始で4年目に突入します。まだまだ”絵師”には到底及びませんが、楽しみながら続けることができています。今年は前述のmisakiさんの配信の告知画像にイラストを使って頂いたり、なにげなしの一枚がちょっとTwitterでウケたりと、はじめて自分の趣味と外界とが繋がった感覚を得たりしました。

特に、アイドルさん関連のイラストはダイレクトに喜んでもらえたり、共感を頂いたりする機会が多くて、それだけでもとんでもなく嬉しいのですが、さらにそこから練習のモチベーションに繋がって、それが画力向上に寄与して……という好循環を生んでくれました。クルマやカメラといった、これまでの趣味はほぼ自己完結型であったので、「人に喜んでもらう」というのが軸になる趣味は貴重だしありがたいな、と思ったりしています。

イラストそのものに加えてデザインも勉強しなきゃなと思っています。手始めに図書館で「ノンデザイナーズ・デザインブック」を借りてきて読んだのですが、感覚的には分かっていたつもりだったことが言語化されて、頭の中で整理がつくので、何事も基礎は大事だなと、当たり前ながら再認識しました。

というわけで

16年間、家族のかすがいであった実家の犬が天寿を全うしたり。寮を出て正真正銘の一人暮らしが始まったり。未だに論文が出せずにいたり。「ウマ娘」で数年ぶりにアニメで心揺さぶられて中京競馬場に足を運び、そのままリアルな競馬のアツさを知って、GIレースがあるたびに予想するようになったり。まだまだ身動きのとりづらい日々ですが、なんだかんだと色んな方々にお世話になりながら、今年も健やかに過ごすことができたと思います。ありがとうございました。

本業(研究)の方は、だいぶ頑張っていたつもりではあるのですが、ぜんぜん成果が出ていないような気がするので、来年はちょっと気持ちを入れ替えないとダメかもしれません。正月明けから本気を出します……出るか知らんけど。

とにかくまずは、今年も心身ともに(おおよそ)健康であれたことに感謝。

では、よいお年を。

2022年の抱負(β):

  1. 研究を頑張る
  2. 他人といっしょに趣味を楽しめるようになる(友達をふやす)

以上

*1:同い年のアイドルなんて探せばいくらでもいる、それはそうかもしれんけど、自分の足で見つけた”一目惚れ”はやっぱり気持ちの在り方が違うモンです。

液晶ペンタブレットを買った話

液タブを買いました。

たいした絵心がある訳でもないんですが、「へたっぴは液タブを買ってはいけない」という法律はないので、買ってみました。

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経緯

2018年の初頭に何を思い立ったか板タブ(Wacom CTH-490)を買って絵の練習だのをはじめて、一年経たずiPad 9.7in. (2018) + Apple Pencil + Clip Studio に移行し、下手の横好き*1Twitterに放流したりしていました。

リセールを考えるとそろそろiPadを買い換えた方がいいよな~と思いつつ、ほとんど絵を描く以外にiPadを使っていなかったので、じゃあiPadはもうやめて、売った金で液タブにしてみようか、と。

何を買ったの?

買ったのはXP-Pen Artist 13.3 Pro という製品です。いわゆる中華液タブで、Amazonでの実勢価格は3万円前後です。

ドライバの安定度や発色の品質を考えると、プロ御用達であろうWacom製品の方がよかろうと思います。ところが先立つものがなかったことと、先人たちのレビューを読んで、トーシロにはXP-Penでも十二分だろう、とポチッとしました。

ファーストインプレッション

買って届いてまだ一週間ですが、ゴールデンひきこもりウィークのよい友になっています。ドライバに起因すると思われるペン側スイッチのチャタリング*2や他に使用している液晶モニタとの色の違いなど、細かな気になる点はありますが、趣味レベルの現状で不満はほとんどありません。

ドライバは"怪レい日本語"だったりするのかな~と期待していなかったのですが、全然そんなことなくて、ショートカットキーの設定なんかも割と細かくできるようになっていました*3。期待値が低すぎたというのもあるかも。

iPad 2018 で描いていたときに感じた窮屈さは、iOSのよくわからんファイル管理システムやソフトウェアキーボードによるものだと思っていましたが、おそらく一番は画面サイズですね。たった4インチ程度の差ですがとっても気持ちよく描けます。おかげさまで本業の在宅ワークが捗りません。

あと、立派にFull HD なので、つなぎっぱなしにしておいてもサブモニタとして重宝します。液タブとPCの接続にはHDMI x1 とUSB-A x1 が必要なんですが、適当に転がっていたType-C ハブにそれらを接続して、Type-C 一本にしてからつないでみても正常に動いています*4

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うーん、液タブがあるとなんかめっちゃ絵を描けそうな人のデスクっぽくなりますね。恥ずかしくなってきた。

 

というわけで

猫に小判、豚に真珠、へたっぴに液タブ。せっかくの液タブを腐らせないように、ちょっとずつだけどちゃんと練習しつつ描いていきたいと思います。

オッちょっと上達してんじゃんって思ったら、いいねを押してくれたりするとちょっとやる気につながります。よろしくお願いします。どんなの描いてるかはTwitterをみてくださいね(ここに貼るのがちょっと恥ずかしい)。

*1:正直かなり見苦しい時もあると思うのでフォロワー各位には申し訳ねえと思っています、でもお絵かき用アカウントとか作る気にならなかったので……

*2:PCを再起動するとだいたい直る

*3:順番にキーを押していくタイプのショートカット; クリスタで左右反転[Alt]→[V]→[V]→[H] も設定できた

*4:動作保証はおそらくされてないと思うので、あくまで参考程度に

D進します

博士後期課程に進学(いわゆるD進)することにしました。

正直、インターネットに書くようなことなのか悩んだのですが、こんなやつもいるんだみたいな感じで誰かの参考になったり、あるいは自分がダメんなりそうなときの復元ポイント的な感じとするために残しておきます。

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