古いモノが壊れたら新しいモノに買い替える。次はもっと壊れなさそうなモノにする。
それができないからこそのオタクなんでしょう。
2000年式 SAAB 9-5 2.0t をお迎えしました。
今しか乗れない車を
SAABというメーカ名に聞き馴染みのない方も多いかもしれませんが、それもそのはずで、SAAB単体の日本法人は持たず*1、インポーターも二転三転し、最終的に2011年には経営破綻してブランドごとなくなってしまいました。
元は航空機メーカの一部門。量産ターボ車を世界で初めて送り出したことでも有名で、かつてはボルボと双璧を成した、スウェーデンの名門自動車メーカでした。
どこにでもいそうだけど、SAABにしかないシンプルで精悍なデザイン。航空機のような加速とも評されるターボエンジン。ドライバー最重視の、囲い込むかのようなインパネとセンターコンソールのキーシリンダー。前愛車のV70を選ぶときにも、一瞬だけSAAB車を見ていたことがあって、一度は乗ってみたいなあという思いが心にくすぶっていたのでした。
メーカがなくなったクルマとはいえ、欧米では根強い人気を誇っていたことから、互換部品が多く供給されています(たぶん)。しかしながら、元のメーカがない以上個体数は減っていくばかりで、部品の供給数が併せて減っていくのもまた確実です。
じゃあいつ乗るの?今でしょ。
洗礼
そんなこんなで取説・記録簿・当時の保証書(!)つきの、愛されていた感満載の個体を、目を疑うような価格で見つけ、東京のお店からえっちらおっちらド田舎まで納車されたワケですが、その翌日に警告灯がつきました。
原因は目処がついています。なんとか頑張っていきたいと思います。